第五章
 
「天使ぃ? なぜ天使が・・・・」
 圭太郎は訝しげな表情で呟いたが、考え込んでいるヒマはない、と判断した。すぐさまジーナへ顔を向け、天使たちと戦うよう命令する。というか、命令するつもりだったが、ジーナの様子を見て凍り付いた。
「あふっ・・・んああっ・・・・き、気持ち良すぎて・・・ヘンになりそぉ・・・」
 ジーナは、パンティの中に手を突っ込み、自らの秘所を慰めていた。有り体に言えば、オナっていた。どうやら、唯が責められている光景を見て、自分も興奮しちゃったらしい。(←この娘って・・・・)
「まるっきりのアホかぁっ」
 圭太郎は怒鳴り声とともにジーナを蹴り飛ばした。ジーナは「きゃんっ」と悲鳴を上げて、ハッと我に返った。
 ようやく状況に気付いたジーナは、恥ずかしさに耳まで真っ赤になり、思わず顔を伏せた。
「す、すいませんっ、わ、私ってば・・・・もぉっ・・・死んじゃいたいですぅっ」
「でえい、死ぬのは奴らを倒してからにせんかっ」
 圭太郎が指差す方を見ると、天使たちが触手魔獣を一方的に攻撃していた。
 本来、触手魔獣は戦闘用に造られた魔物ではないため、本気になった天使たちを相手にしては少々、分が悪い。魔獣は、少しずつ蓄積したダメージで、かなり弱ってきている様子だった。
 ジーナは、慌てて魔獣を退去させる呪文を唱えた。閃光と共に、魔獣が消え去る。
 天使たちは、とりあえず魔獣を追い払うことに成功し、ホッと息をついた。ついで、すぐさまジーナへと向き直り、指を突きつける。
「さあジーナ! 次はあなたの番よ、覚悟しなさいっ」
「・・・・ううっ、やっぱし戦うんですかぁ」
 心の底からイヤそうな顔で、ジーナはため息をついた。仕方なく、という様子で呪文を唱え始める。と、彼女の周囲から極大のプラズマがすさまじい勢いで迸った。その強大な魔力を目の当たりにして、二人の天使は思わず腰を引く。
「お姉さまぁ・・・こあいよぉ」
「ええい、ビビんじゃないのっ」
 デュエルは、一声叫んで気合いを入れた。ジーナが呪文を唱え終わる前に倒そうと、渾身の魔力を凝縮して撃ち放つ。しかしそれはアッサリと消滅し、何の効果も及ぼさなかった。
「えいくそっ」
 デュエルは口汚くののしり、翼を広げてダッシュすると、今度はジーナではなく、その背後にいる圭太郎へ向けて掴み掛かった。
「いっ?」
 驚く圭太郎の首筋に、デュエルは魔力の刃を押し当てて叫ぶ。
「さあ、ジーナ、この男の命が惜しかったら、抵抗をやめておとなしくするのよ!
「それが天使のするコトかっ!」
 圭太郎は思わず突っ込む。(←珍しく正論)
 一方、ジーナは、しばらくの躊躇の後、諦めたように肩を落とし、ため息をついた。
「・・・・分かりました。私の負けです。好きにして下さい」
 圭太郎はその様子を見て思った
(・・・・すっげー迷ったな・・・・今)
     *
「あっ、あのう・・・好きにして下さいとは言いましたけどぉ・・・でも、こういうのって・・・・いけないと思いますぅ」
 ジーナは、目をうるませながら、小声で訴えた。
 デュエルたちに降伏した数分後、彼女は手足を銀の鎖で拘束され、二人の天使に体中をゆっくりと弄ばれ始めたのである。
 褐色の肌をすべる繊細な指先の感触が、官能を刺激する。体の奥からやってくるしびれるような疼きに、悪魔の美少女は思わず甘い吐息を漏らす。
「ひぁ・・・くふぅっ」
 その震える姿に満足の笑みを浮かべたデュエルは、指先で少女の性感帯を探りながら、意地悪な口調で精神的になぶり始めた。
「うふふっ・・・。さっき唯の犯されてる所を見て、オナってたのは誰だっけ」
「ふあっ・・・そんなコトっ、言わないで・・・下さぁい・・・」
 ジーナは、羞恥に頬を染めて身悶えた。デュエルは、容赦することなく、さらに言葉でいじめる。
「ほーら。ここ、大洪水じゃない。こんなにベトベトにアソコを濡らしちゃって、上級悪魔の誇りは、どこへ行っちゃったのかしら?」
「きゅううぅんっ・・・恥ずかしいぃ・・・・もぉ許してぇえ」
 ジーナはすすり泣きながら、イヤイヤと首を振った。
     *
 一方そんな光景を見ながら、壁に体を拘束され、動けない圭太郎は、悔しさに歯がみしていた。
「くそっ、体さえ動けば・・・このシーンをビデオに撮れるのにっ」
 悔しがるところが違う。
     *
「ふっ・・・くぅぅ・・・あひぁぁぁあ・・・」
 ジーナは、体中の性感帯をまさぐられる快感に、美しい肢体をよじって身悶えた。二人の天使たちの、女の悦びを知り尽くしたかのような愛撫に翻弄され、我を忘れてよがり泣いてしまう。
「くっ・・ふぁあん・・・ダメぇ・・・そんな所ぉ・・・・」
「うふふっ、ダメって言うわりには、もう乳首もクリちゃんもビンビンに尖りきってるわよ。・・・ほら、もっと触って欲しいって、おねだりしてるみたいじゃない?」
 デュエルはなおもジーナを言葉でなぶりながら、耳たぶや髪の毛、背中やおへそなどの隠された弱点を、舌や指で執拗に責めたてた。ジーナはわき上がってくる羞恥と愉悦に、腰をくねらせる。
「くひゃぁあんっ、そっ、そんなことっ・・・な、ない・・・・です」
「あらあら、ウソつきちゃんねぇ。体はこんなに正直ちゃんなのに」
 デュエルはジーナの耳を、はむっ、と甘噛みした。ジーナの背筋に、またもやゾクゾクッと喜悦が走る。
 さらにデュエルは、ロリウェルにジーナの衣服を全部はぎ取るよう指示した。ロリウェルは、もちろん嬉しそうな顔でいそいそと従う。
「えへへっ、じゃ、いきまーす」
 そう言うと、どこから取り出したのか(←しつこい)ハサミを手に、黒いボンテージルックを、少しずつ切り刻み始めた。ジーナは思わず叫声を上げる。
「イヤぁあっ! やっ、やめっ・・・・やめて下さいぃっ」
「やめなーい♪」
 ロリウェルはジーナの懇願など歯牙にもかけず、鼻歌まじりに服を切り裂いてゆく。そしてついにブラを留めていた最後のヒモが切れ、たわわな果実がプルルンッと飛び出した。
「きゃああっ」
 ジーナの口から再び悲鳴が上がる。デュエルとロリウェルは、その圧倒的な大きさと迫力に、思わず目を見開いた。
「ま・・・負けた・・・」
「うわぁーっ、でっかぁーい」
 二人のくい入るような眼差しをむき出しの乳房に受けて、ジーナの顔はボッと火がついたように紅潮した。
「イッ、イヤぁあっ、みっ、見ないで・・・下さぁいっ」
 慌てて隠そうと、美しい肢体をくねらせる。しかし手足を銀の鎖に固定されているため、どうにもならず、その豊かな美乳を好奇の視線にさらしてしまう。
 デュエルとロリウェルたちは、多分の嫉妬と羨望を込めて、ジーナの胸をもてあそび始めた。
 チュパッ、チュプッ、ピチュッ
「あひぃぃいい・・・ダメぇ・・・・そこぉっ・・・弱いのぉっ!」
 ジーナは、天使たちから同時に両方の乳首を吸われ、涙を流してよがり泣いた。感じ易すぎる乳頭を、繊細な舌先でなめられ、つつかれ、あるいは転がされるたびに、恥ずかしい声が漏れてしまう。ただでさえ弱い場所を、二つ当時に責められては、もうどうにもたまらなかった。
「ひやぁぁぁ・・・・・体が・・・体の・・・力が・・・抜けちゃうぅ・・・・」
 ジーナの、すらりと伸びた形の良い脚が、ガクガクと震えた。両方の乳首から伝わる快感が、身も心もとろけさせてゆく。しかし、陵辱の宴は、まだ始まったばかりだった。
 グニュグニュ・・・プニッ
「ふわっ、んぅ!」
 それまでと違う責められ方に、ジーナは思わず鋭い叫声を上げた。天使たちの手が、胸の先だけでなく、乳房そのものを揉みしだき始めたのだ。
 柔らかく、圧倒的なボリュームを持つ双球が、形を変えるほどグニャグニャと揉み抜かれ、いじり回される。その乱暴とも思えるほどの激しい愛撫が、少女の体と心に、信じがたいほどの峻烈な悦楽をもたらした。
「ひくぅっ、ふわぁっ・・・・やぁっ・・・やめっ・・・て・・・あひゃんっ」
「ほ〜らほら、乳首がさらにしこってきたわよ〜」
 デュエルが、二本指でジーナの乳首を挟み、コリコリとつまみながら、首筋に舌を這わせる。一方ロリウェルは、わきの下や乳房の周辺など、感じやすい場所をサワサワとくすぐり、責めたてた。
 ジーナは、敏感な乳房へ刺激が加えられるたびに、悲鳴を上げて仰け反る。次から次へ襲ってくる愉悦の波に打ち据えられ、もはや失神する寸前だった。



「ふわぁっ・・・・ひああっ・・・もう・・・おっぱい・・・おっぱい揉んじゃ・・・・イヤぁっ・・・ダメ・・・ヘン・・ヘンになっちゃうよぉお・・・」
 すすり泣くジーナに容赦せず、デュエルたちの攻撃はさらに苛烈さを増していく。
 勃起した乳首をカリリッ、と甘噛みし、乳房を執拗にグニャグニャと揉み回す。乳頭を爪でチクチクとつつき、乳輪をクリクリと刺激する。
 鋭い痛みと、その後に来る強烈な愉悦。
 その巧みな責めに、ジーナの理性は吹き飛び、下半身は震えた。パンティから愛液があふれ、しとどに床を濡らす。
「あひゃあっ、ふわあっ、ひくぅっ・・・きゅうぅんっ」
「あらあら、感度がいいわねぇ。おっぱいだけでイッちゃうの?」
 デュエルの言葉にも、まともに応えることができない。
「ふわっ、きゅあぁーんっ」
 ジーナは、胸を襲う灼熱の快感に、悲鳴を上げ続けた。鮮烈な絶頂感が、背筋を貫いて頭へと駆け昇ってくる。
「ふああっ・・・ダメぇっ・・・おっ・・おっぱいぃ・・・気持ち良すぎるふぅうっ・・・・イッちゃう・・・ふあっ、イッちゃうのぉ・・・・・っ」
 左右に首を振り、淫らに腰をくねらせる。
 次第に大きくなるジーナの愉悦は、やがて高みへと一気に突き上げられた。のどの奥から絶叫が絞り出される。
「くっひゃぁあああああーーーーーーーっ!」
 ビクビクビクッ
 完璧なプロポーションを持つ肢体が反り返り、ケイレンした。ジーナは熾烈な快感に身をまかせ、そのまま気を失った。
     *
「う・ふ・ふ♪ ・・・まだまだよ、子猫ちゃん」
 デュエルは、心から嬉しそーな笑みを浮かべ、失神しているジーナの乳首を、キュッとつねった。
「きゃんっ」
 ジーナは一声叫んで目を覚ます。そしてすぐ状況に気付くと、再び始まる狂宴の予感に身を震わせた。悪魔の少女は、思わず涙声になって哀願する。
「ふぇえ〜んっ・・・・・・もぉ、許して、下さぁい」
「ダ・メ♪」
 デュエルは、とびっきりの笑顔で答えを返すと、再びロリウェルと共にジーナの肢体をもてあそび始めた。天使たちは二人とも一切の容赦というモノがない。
「行っきま〜す♪」
 ロリウェルがそう言って、またもやハサミを使い、ジーナの服を切り刻み始めた。タイツを引き裂き、靴を脱がし、そしてパンティを切り捨てる。
 無理矢理に大きく開かされた股間から、薄目の陰毛と、愛液に濡れたヒクつく花弁が現れた。ジーナは激しい羞恥に、顔を伏せてすすり泣く。
「ひくぅっ・・・もぉ、イヤぁ・・・」
「くすくすっ、ジーナちゃんってば、かわいい〜♪」
 ロリウェルは上機嫌で、ジーナの秘貝に舌を這わせ始めた。その素早い責めに、ジーナは心の準備ができないまま、ビクビクッと脚を震わせてしまう。
「あひゃんっ・・・・きゅうぅんっ」
 叫声を上げて感じまくるジーナに、ロリウェルの絶妙な舌使いが、さらに追い打ちをかける。鞘に包まれた肉芯をむき、舌先で転がすようになめ回す。ヒクヒクと脈打つ花弁をなぞり、蜜壺の入口をしゃぶり尽くす。
 その全ての責めが、ジーナの神経をかき回し、激しく高ぶらせた。
「くふぅうっ・・・はぅぅっ・・・あひイぃいっ」
 ピチャッ、ピチュッ
 舌先にもてあそばれる蜜壺から、愛液が止めどなく溢れ出る。
 ロリウェルは、ジーナに聞こえるように、わざと大きな音を立てて愛液をすすった。ジーナは、息の止まるような恥ずかしさに、涙を流してのたうつ。
「はぅうううっ、やめっ・・・やめてぇ・・」
 しかし天使たちは構わず、さらにジーナをいたぶり続ける。
 デュエルはジーナの脚を掴み、足の指を端から一本一本、指の間まで丹念に舌でなぶり始める。そしてロリウェルは、ジーナの菊孔に、舌の先をチュポッ、ともぐり込ませた。
 ジーナの口から、思わず悲鳴が上がる。
「ひあぁっ・・・・そっ、そこダメぇっ!」
 ビクビクビクッ
 肛門を甘く刺激され、ジーナの肢体が反り返る。豊かな美乳が、ブルルンッ、と踊った。
「・・・くっ、くすぐった・・・ひぅっ・・・くうぅうん・・・あ、足・・・・なぶらないでぇっ・・・か、感じちゃうのぉっ!」
 足の裏と指に加えられるむず痒い感触が、強烈な快感へと変わっていく。その驚愕に、ジーナは口元から唾液を垂らし、あえぎ泣いた。さらに、後ろの穴が妖しく疼き、我知らず腰を振り出してしまう。
「ひっ・・・ひぁあっ・・・・ダメぇっ、お、おかしくなっちゃうぅーっ」
 気が狂うような劣情に、頭の中で閃光が飛び散る。
 二人の天使たちは、ジーナをさらに苛烈に責め始めた。ロリウェルは尻の穴に人差し指を挿入し、中をねじるようにかき回す。同時に親指で、菊門の周りをさわり、撫で、こね回す。一方デュエルは、足の指をなめ、しゃぶり、くすぐりつつ、足の裏を指先で優しく愛撫する。
「ひぅっ・・・はぅぅっ・・・くぅうーんっ」
 足と菊孔を激しく、そして甘く責め抜かれ、ジーナの下半身を、しびれるような悦楽が襲う。口を半開きにして「ハァハァ」と舌を出し、涙とよだれを垂らして悶えながら、全身の肌から汗を流す。腰から下がすべて性感帯になったかのように、神経が高ぶり、悲鳴を上げていた。
「あひゃうぅっ・・・も、もう・・・許して・・・このままじゃ・・・し・・死んじゃう・・・死んじゃうぅうっ・・・」
 ビクッ・・・ビクッ・・・。
 形良く伸びた脚を震わせながら、哀訴の呻きを上げ続けるジーナに、なおも無慈悲な天使たちの愛撫は襲い掛かる。
 デュエルの舌先は足の裏からくるぶし、ふくらはぎへ移り、さらに指先は、ひざの裏をくすぐり、内ももを撫で回した。ロリウェルは、菊孔をなぶる舌を休めることなく、指を腰の周りや尻肉に伸ばし、揉みしだいた。
 天使たちの舌技と指技は絶妙を極めたが、もっとも疼いている肝心の部分、すなわち尖った胸の先と、開ききった秘貝、そして勃起した真珠には全く触れようとしなかった。ジーナは切ない感覚に、涙を流して身悶える。
「ふわあっ、ひうぅっ、じっ・・・じらさないでぇっ・・・もぉっ・・・・気がっ・・・狂っちゃうよぉっ」
 ヒクヒクと、もの欲しそうに脈打つ花弁を見て、二人の天使たちはジーナの絶頂が近いことを察した。そして興奮を高めるかのように、ジーナを責める手と舌の動きを一層早めていく。
 尻の穴へ指を一気に二本入れて、こね回し、こすり立てる。太ももからつま先にかけてのあらゆる性感帯を触り、なぶり回す。
 気が遠くなるような、すさまじいエクスタシーがジーナの下半身から背筋を貫いて脳天へと走り抜けて行く。身体中がガクガクと震え、それに合わせて巨乳が何度もユサユサと揺れる。
「ひやっ・・・ふわわっ・・・ひぅううっ・・・イヤぁっ・・・おしりで・・・・おしりでイッちゃうなんて・・・・」
 首を振り立て、必死で抵抗する。肛門をこすり立てられる刺激と、足元をなぶられる快感が相まって、理性が彼方へ吹き飛ぶ。耐え難い愉悦に、ジーナはかろうじて耐え続けた。
「くふぅっ・・・ひぅうっ・・・くぁああんっ」
「ふーん。意外にがんばるわねぇ。それじゃ・・・」
 デュエルは、ジーナの足元を責めながら、ロリウェルと目を見交わした。菊孔を責め続けるロリウェルは、無言で頷きを返す。
 次の瞬間、二人の天使は突然、責める場所を変えた。デュエルは胸の先の尖りへ舌を這わせ、ロリウェルは後ろの穴と同時に前の秘孔へ指をうずめる。
「ふヒャあああっ?」
 ジーナは、最も疼いていた敏感な場所をいきなり責められ、あられもない悲鳴を上げた。肢体がビクビクッと波打ち、頭の中で閃光が飛び交う。
 危ういところで保っていた最後の理性が、激しい快感とともに弾け飛ぶ。ジーナは全身を駆け巡る壮烈な刺激に、再び高みへ突き上げられた。
「あヒィいいいいいーーっ! ダメーッ! またっ、またイッちゃうぅうううううううっ!
 ビク、ビクッ、ビクンッ
 ジーナは四肢を引き吊らせ、鮮烈なエクスタシーを迎えた。
 恍惚の表情で気を失う少女を、二人の天使たちが見つめ、笑っていた。
 まだこれで終わったワケじゃないのよ・・・・そう言いたげな表情で。
     *
 もちろん、饗宴はまだ終わりを告げてはいなかった。美しいジーナの褐色の肢体が、またしても陵辱にのたうち回る。
「ひくぅっ・・・ふあっ・・・ひゃうっ・・・お願いっ・・・もぉっ・・・許してっ・・・・やっ・・・休ませてぇえええっ」
 ジーナは、荒い息をつきながら、哀訴の声を振り絞った。イッたばかりで敏感になっている体は、天使たちの愛撫に過激に反応し、容易く高みへと引き上げられてしまう。
 一方ロリウェルは、背中の翼から羽を二本抜き取ると、それを両手に持ち、ジーナの乳首をコチョコチョとくすぐり始めた。乳頭を小刻みにさすり、乳輪を大胆に刺激する。突然わきの下を触ったかと思えば、また乳首を責めたてる。
 時に早く、時にゆっくりと。感じ易いポイントを繊細な技巧でなぶられ、ジーナの胸の先端は痛いほどに勃起していた。
 全身から汗を流し、快感に悶えるジーナを、ロリウェルは楽しげな表情で見つめた。
「くすくす・・・ねぇ、どう? ジーナちゃん。死ぬほどすごいでしょ?」
「くひゃあっ・・・・ひゃううんっ・・・・ダメぇ・・・ちっ・・乳首・・・そんなに・・・・さすったらぁ・・・先っぽが・・・ジンジンしてぇ・・・尖ってきちゃうぅ・・・」
 ジーナの頬は紅潮し、瞳は涙で潤んでいた。イヤイヤと首を振り、電撃のような愉悦に翻弄されている。半開きにした口元からはよだれが伝い落ち、床に小さなシミを作っていた。
「お、お願い・・・おっぱいは・・弱いのぉっ・・・もう・・・いじんないでぇっ」
 乳首を羽でいじめ抜かれ、息も絶え絶えのジーナを見て、デュエルの嗜虐心は熱く燃え上がった。
「うふふふ・・・・かわいいわねぇ・・・・子猫ちゃん」
 懐から例の電動バイブを取り出し、舌を這わせて唾液に濡らすと、ヒクヒク脈打つジーナの秘肉へ、ズブズブッ、と一気に突き入れる。
「ふひゃああっ?」
 蜜壺への思いがけない挿入に、ジーナはあられもない悲鳴を上げてしまう。膣壁をこすられる甘美な刺激が次々と襲い掛かり、頭の中で電光が閃く。
「ふわんっ、ふわんっ、きゅうんっ、そ、そんなっ、おっ、奥までぇっ」
「ほらっ・・ほらっ・・ほらっ・・。ここ、弱いんでしょ?」
 グチュッ、グチュッ、グチュッ
 デュエルは、手に持ったバイブを巧みに操り、膣内で最も神経の集中するGスポットを、徹底的にこすり立てた。同時にクリトリスをつまみ、尿道口も小刻みに刺激する。
 ジーナは下半身から走り抜ける鮮烈な快美感に、我を忘れてよがり泣いた。腰をくねらせ、首を振って、のたうち回る。
「んふっ・・・ひぃっ・・・ふわあっ・・・もお・・気持ち良すぎて・・・どうにかなっちゃうよぉっ・・・」
「うふふ・・・じゃ、どうにかなっちゃいなさい」
 デュエルは目を細めると、バイブのダイヤルを一気に第三レベルに上げてスイッチを入れた。ジーナの膣内(なか)でディルドーが高速回転し、無数のイボと共に震動を始める。
ほわぁぁあああああっ! なっ、何イッ・・・・これぇっ? すごいっ・・・ダメっ、これダメぇぇええええっ!
 すさまじい衝撃に、ジーナは背をビクビクッ、と仰け反らせ、狂ったように絶叫を上げた。ディルドーが膣腔で暴れ回る刺激に、神経をかき回され、自分が何をしているかすら分からない。
「くひゃあぁぁあああんっ、イボっ、イボイボがぁっ・・・・すごっ・・・感じ・・・イヤぁっ、なかで・・・なかでグリグリッてぇ・・・かき混ぜてるぅ・・・死んじゃう・・・死んじゃうのぉおおおっ」
 腰をガクガクと揺すり、首を振って快感に耐える。凶暴で容赦のない悦楽が背筋を貫き、今にもイッてしまいそうだった。
「ダメぇっ・・・もおっ・・・止めてぇっ・・・すごっ・・・くひイぃいいい・・・・おっぱいぃっ、もぉっ・・・なぶらないでぇ・・・またイッちゃうっ、またイッちゃうぅ・・・やぁあん・・・ふわぁああああぁぁあ・・」
 涙を流し、激しい愉悦を訴える。
 デュエルとロリウェルは、蜜壺と乳首を責める手を、一気に加速させた。ジーナの心の中に膨れ上がった悦楽が、とうとう爆発する。
「ひあっ、きゅぅぅうううううううううぅんんっ!」
 ビュクビュクビュクッ
 ジーナは、潮を吹き上げて、めくるめく絶頂へと達した。
 次の瞬間、身体中から力が抜け、くてっとその場に倒れ込んでしまう。
 デュエルとロリウェルは、目を見交わしてニヤリと笑い合い、次の陵辱の準備を始めた。そう、まだ宴は終わらないのだ。
     *
ひっきゃあああーーっ、ダメえーっ、そんなのっ、気持ち良すぎるぅぅうううっ」
 ビクビクビクッ
 ジーナは、果てしなく続く陵辱の嵐に、体をのたうたせ、叫声を上げた。
 デュエルとロリウェルは、ジーナが失神から目覚めると、尻尾の付け根を、激しくこすり始めたのだ。
「くひゃあああんっ・・・・そこぉっ、触っちゃダメぇえええっ・・・・ひぁあああっ・・・かっ、感じすぎちゃうからぁああああっ」
 尻尾の付け根から駆け抜ける衝撃に、ジーナは悶え狂った。
 実はこの部分は、悪魔の急所で、クリトリスと同じか、それ以上に感じる場所なのである。デュエルたちは、その事を明らかに知ってる様子だった。
 だが、その理由を考える余裕など、ジーナにはなかった。五体がバラバラになるような愉悦に理性を引き裂かれ、意識を吹き飛ばされる寸前だったのである。
「いひゃああぁああっ・・・くはぁああぁああっ・・・・・ひきゃああああぁんっ」
「もー、ジーナちゃんてば、ホント感度がいいんだからぁ」
 ロリウェルはクスクスと笑いながら、尻尾の急所を責めたて続ける。デュエルも、負けじとジーナの秘貝にズヌヌッ、とバイブをねじ込んだ。
ふゃあぁあああああんっ・・・・・・も、もうダメぇーーーっ」
 急所を責められながら、さらに敏感な蜜壺を強烈な震動でかき回されてはたまらない。ジーナは、すさまじい快楽の中で、絶頂の波に呑み込まれた。



「イッ・・・イッちゃうぅうぅううううううううっ」
 ビクビクビクッ
 背筋が反り返り、形の良い脚がケイレンする。
 鮮烈な衝撃に、ジーナは気が遠くなっていくのを感じた。
 しかし、二人の天使たちは、ジーナを失神などさせはしなかった。体勢を入れ替え、豊かな双丘を揉みしだく。乳首を指の間に挟んでクリクリこね回し、乳房をしごき立て、手のひらで弄ぶ。
 さらに、尻の穴へアナルバイブを挿入し、起動スイッチを入れる。ブブブッという音と共に、強烈な震動が菊孔を波立たせる。
「ほわぁああああっ・・・・くひぃいいいいいいっ」
 次々に襲ってくる激しい喜悦が、ジーナの神経を打ち砕く。全身から汗を滝のように流し、前後の穴から伝わる震動に翻弄され、ジーナは悶え泣いた。
 そして敏感な乳房をなぶられる刺激が、さらに興奮を高め、少女を高みへと突き上げていく。
「ふわぁっ・・・またぁっ・・・またイッちゃうぅ・・・ダメっ、またイッちゃうぅうっ」
 切ない悲鳴を上げながら、ジーナは凶暴なエクスタシーにその身を支配された。
「くっひゃあぁああああああああああーーーーーーんんっ!」
 ビクビクビクッ
 プッシャアァーーッ。
 限界まで体を仰け反らせ、壮烈な絶頂を迎えたジーナは、感極まって尿道から小水をほとばしらせた。輝く液体は、放物線を描いて床に小さな水たまりを作る。
 これを見たデュエルとロリウェルは、嘲笑の表情をジーナに向けた。
「あらあら、ずいぶんとハデなイキっぷりね〜」
「ジーナちゃんってば、恥ずかしぃ〜」
 二人の天使たちに侮蔑されて、ジーナの心に羞恥が芽生える。カァッと顔を紅潮させ、唇を噛んで屈辱に耐える。
 そんなジーナへ、デュエルたちはさらに容赦ない陵辱を加え始めた。
 背筋をツゥッ、と撫で、首筋に舌を這わせる。耳に息を吹きかけ、わき腹を触る。胸を揉みしだき、アナルバイブを動かし、尻尾の付け根をこすり立てる。
 その全ての刺激が、イッたばかりで敏感になっているジーナの体を過剰に反応させた。
「くふぅっ・・・ひぅうっ・・・お願いぃっ・・・もぉ・・・やめてえっ・・・・このままじゃ・・・・私ぃっ・・・気が・・・狂っちゃうよおっ」
 ビクビクッ、と身体を震わせながら、ジーナは二人の天使たちに懇願する。細波のように次々とやってくる喜悦がジーナの理性をバラバラに引きちぎり、その肢体を再び快楽の高みへと突き上げる。
「くひゃんっ、だめぇっ・・・死んじゃう・・・死んじゃうぅ・・・死んじゃうよぅっっ」
 ジーナの頭の中で、無数の電撃が閃いた。爆発する光彩とともに、峻烈な絶頂感が全てを呑み込んでいく。
「んっきゃああああぁあああーーーーーっっ!」
 ビュクビュクビュクッ
 またもや愛液を吹き上げて、ジーナは快感の極みへ達した。目の前が真っ白になり、意識が彼方へと吹き飛んでいく。
 身体中をヒクヒクと震わせながら、ジーナは息も絶え絶えにすすり泣いた。
「お願い・・・もぅ・・・・・許してぇ・・・・ホントに・・・気が・・・狂っちゃうからぁ・・・・死んじゃうからぁ・・・・もぉ・・・やめてぇえ・・・・」
「ダ・メ・よ・♪」
 デュエルは、ウインクしながら歌うように応えた。
「あなたが完全に失神するまでは、何度でもイッてもらうわ。あなたの魔力は強大すぎて、怖いからね」
 そう言って、今度は身体中の隠れた性感帯を探り始める。
 わきの下をくすぐり、髪を撫で、うなじへ指を這わせる。ひざの裏に刺激を加え、へその辺りをこすり、肩口を優しく触る。
 超絶的な技巧を駆使した指技にジーナは激しく翻弄され、背筋を震わせて何度もあえぎ泣いた。蜜壺から愛液がしたたり落ち、乳首が固くなっていく。
 しかし、天使たちの愛撫は、肝心の秘貝と胸の突起には届かない。じらすように周辺を触っては、また別の性感帯を刺激し始める。ジーナは花弁の強烈な疼きに耐えきれず、とうとう悲鳴を上げた。
「もぉっ・・・・じらさないでぇっ・・・・乳首とアソコが・・・ジンジンして・・・たまらないよぉっ・・・ひうぅっ・・・・お願いっ・・・入れてぇっ、触ってぇえええっ!
「うふふ・・・仕方ないわね」
 あられもない姿で乱れながら、はしたなく愛撫を求めるジーナを満足げな表情で見やり、デュエルは震動するディルドーを秘貝に押し当てた。そしてロリウェルも、ジーナの乳首にそっと口を付ける。
「あひぃいいいぃいいいっ・・・・・・・ふああっ・・・すごっ・・・・イイッ・・・・・気持ちいいのぉぉおおおおおっ」
 ジーナは、身体中を駆け巡る鮮烈な愉悦に呑み込まれ、さらなる快楽を求めて腰を振り立てた。
「ふああっ・・・・イイッ、いいのぉっ・・・・イボっ・・・イボイボが・・・かっ、かき回してるのぉっ・・・・気持ちいいッ・・・もっと・・・・もっとぉおおおおっ・・・ひうぅううっ!」
 淫らに体をくねらせ、背を仰け反らせる。押し寄せてくる絶頂感が、ジーナの意識を木端微塵に打ち砕いた。
「くっひゃあぁぁあああああああっ! イッ、イッちゃうぅううーーーーっ!」
 ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ!
 四肢がケイレンし、五体が激しく反り返った。ジーナは、すさまじいエクスタシーに打ちのめされ、その場に崩れ落ちた。
「はぁっ・・・ひぅっ・・・・はぅっ・・・ふぁっ・・・」
 ヒクヒクと肢体を震わせて、荒い息をつくジーナを見下ろしながら、デュエルとロリウェルは残虐な笑みを浮かべ続ける。まだ狂宴は終わらない。
 終わらないのだ。