第二章
 
「ひゃああっんっ・・・・ふわぁっ・・・・・・ひああっ・・・・・いいっ・・・・気持ちいいよぉっ・・・・」
「んああっ・・・・くぅぅぅんっ・・・・・すごっ・・・・・も、もぉ・・・・ダ、ダメになりそうっ・・・」
 薄暗い地下室に、少女たちのあえぎ声が響いた。
 数人の美少女たちが、地下室の中に蠢く醜悪な魔物に衣服をはがされ、体中をなぶられていた。
 魔物の姿は、一口で言って直径三メートル程の、巨大な肉の玉だった。そしてその肉玉の表面からは、イボの突いた触手が、無数に生えている。
 そのテのマニアにはたまらない逸品であろう。何のマニアかはともかく
 魔物は、無数の触手を自在に操って、少女たちをもてあそび、犯し、なぶり抜いている様子だった。
 ある触手は、少女たちの白い手足に巻き付き、体の自由を奪っている。また別の触手は、少女たちの服の下にもぐり、敏感な部分をまさぐっている。
 そしてまたある触手は、少女の服を破り、下着を引きちぎって、そのイボの突いた先端を、秘貝の奥に挿入していた。
「ああ・・・・ふああん・・・・ダメぇ・・・おかしくなっちゃうぅっ」
「き・・気持ちっ・・・いいっ・・・・・ひああっん・・・くぅんっ」
 少女たちの顔には、一様に喜悦の表情が浮かんでいた。
 最初はただ不快なだけだった触手の感触が、今ではすさまじい快感となって彼女たちを襲っている。
 イボの付いた触手で膣腔をかき回されたり、あるいは乳首をこねられたりするたび、敏感な部分に衝撃が走り、恥ずかしい声が漏れてしまう。
 少女たちは、怒涛のように襲い掛かる快感と悦楽の波に翻弄され、涙とよだれを垂らしつつ、時には秘貝から潮さえ吹き上げて、何度も何度も、激しい絶頂に身を灼かれていた。
「・・・はぁっ・・・ひぅっ・・・・はううん」
「あううんっ・・・・みうっ・・・ひゃあっ、ふうん」
 無数の触手が、少女たちの大事な部分に侵入し、肉壁をこすり、子宮を突き上げる。敏感になった少女たちの神経は、一つ一つの刺激に過剰な反応を示し、すさまじい快楽の高みへと押し上げられていく。
「ひぃっ、はぁっ、くあぁんっ! ・・・ふぅ、ひうぅ・・・もうダメ・・・・イッちゃいそう・・・」
「・・・イヤぁ・・・イッちゃう・・・イッちゃう・・・イッちゃうよぉ・・・」
 ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ
 少女たちのGスポットを、触手が異様な巧みさで刺激する。彼女たちは強烈な快感に耐えきれず、絶叫と共に頂点へと達した。
「イヤぁぁあああああーーーーっ!」
「イッ、イッくうぅぅぅぅぅーーーーーーっ!」
 プッシャアアーーーーッ
 少女たちは一斉に潮を吹き上げて、そのまま失神した。
     *
「ふっふっふ・・・いや、実に良かったぞっ。やはり美少女たちが、本物の化け物に、本気でイかされるシーンというのは、何度見ても見応えがあるっ! ふわっはっはっはっ」
 少女たちが陵辱されていた地下室の一角で、一人の男が、何か勝手なことをほざきながら、高笑いした。
 男の片手にビデオカメラが握られている所を見ると、どうやら少女たちが触手に襲われている間中、ずっとその一部始終を撮影していたらしい。あらゆる点から見て、立派な変態である
 彼の名は、大月 圭太郎(おおつき けいたろう)。都内の私立校に通う平凡な男である。いや、平凡かどうかはちょっと意見の分かれる所だろうが。
 ひょろっとした体型で、背は比較的高い。今時珍しい、レンズの分厚いメガネを掛けている。全体的に、悪のマッドサイエンティスト、という印象を受けるが、実際の性格もその印象をおおむね外れない
 大月圭太郎は、高い知能を持ちながら、その才能を専らオカルト方面につぎ込んでいるという、そういう男だった。
 オカルトと言っても、それはおまじないとか占いとかではなく、悪魔の召還とか呪術の実践とか、まあそういった方面のオカルトだ。
     *
 さて、ここは、町外れにある廃ビルの地下室。圭太郎は、この地下室を勝手に改造し、自分の隠れ家として使用していた。
 室内には、呪術用の道具やオカルト関係の蔵書、テレビやビデオデッキ、寝袋などが散乱している。圭太郎は、周囲をぐるりと見回した後、大声で彼の「下僕」を呼んだ。
「ジーナ!」
「はーい、何ですかぁ? 圭太郎さん」
 鈴を転がすような美しい声と共に、褐色の肌を持つ美少女が、とてとてとてっ・・・と、圭太郎の目の前に駆け寄ってきた。少女は、漆黒のボンテージファッションに身を固めている。
 圭太郎は、罵声と共に美少女を張り飛ばした。
「ばっかもーんっ」
 すぱこーん。
「きゃんっ」
 美少女は、かわいらしい悲鳴を上げて尻もちをついた。半泣きになりながら、圭太郎を上目遣いに見る。
「な、何ですかぁ?」



「何ですかではないわっ。俺のことを呼ぶときは、ご主人様と呼べと、あれほど言っておいたろーがっ」
「あぁっ、すいません、ご主人様」
 少女は、慌ててペコペコと頭を下げた。(←素直)
 さて、この少女もまた、デュエルやロリウェルと同じように、人間離れした美しさの持ち主だ。完璧に整った目鼻立ちに、すらりと伸びた形の良い肢体。特筆すべきはその胸で、少なく見積もってもGカップはある。
 この褐色の肌の美少女は、しかし人間ではない。頭からは雄羊のような角が生え、背中にはコウモリのような黒い翼、そして、尻からは尖った尻尾が伸びている。それは、伝説に言う「悪魔」の姿に相違なかった。
 そう、彼女の名はジーナ。高次元界に犯罪者として封印された、上級悪魔である。あまりそれっぽくないが。
「あの〜、ご主人様・・・」
 ジーナは、遠慮がちに、圭太郎へ話しかけた。触手の魔物に犯されていた少女たちを、心配そうな目で見つめる。
「この女のコたち、どうしますか? えと、そろそろ家に帰してあげた方がいいんじゃないかと思うんですけど・・・」
「うむ、そうだな・・・・ビデオも充分に撮ったし、そろそろいいだろう。いつものように記憶を消して、元いた場所に戻してこい。服とかも全部、再生してな」
「はいっ」
 ジーナは、ホッとした様子で、命令を実行に移した。
 床に倒れた少女たちの服を魔法で再生し、ついで記憶を消す魔法をかける。それが終わると、腕を一振りして、少女たちを元いた場所に瞬間移動させた。
 彼女たちが囚われていた時間は四、五時間ほどだから、さして大きな騒ぎにはならないだろう。ジーナは小さく息をつくと、圭太郎に話しかけた。
「あの・・・ところでご主人様・・・。私たち、こんな悪いコトばっかりしていて、ホントによろしいんでしょうか?」
「悪魔の言うことか」
 圭太郎は、半眼になってつぶやいた。ジーナは、ぐしっ、と半泣きになって、イジけたように地面へ「の」の字を書き始める。
「ぐすっ・・・・ううっ、私が触手の化け物なんていうバカな魔物を造ったりしなければ・・・・・・もっとも、基本コンセプトを考えたのはご主人様だけど
「俺に不満があるなら、はっきりとそう言ったらどーだ」
 圭太郎は、静かな殺気を放ちながら、ジーナに詰め寄った。ジーナは取り繕うように笑顔を浮かべ、慌ててフォローを入れる。
「いえっ、別に不満なんてありませんっ! 契約を結ぶ人間を間違えた、なんて思ってませんっ
 ジーナは心の中で思った。(言わなきゃ良かった)
 圭太郎は、異様に優しげな微笑みを浮かべ、懐から細長い金属製の笛を取り出した。吹き口に、ゆっくりと唇を当てる。
 今にも笛を吹こうとする圭太郎に、ジーナは慌てて許しを乞うた。
「ごっ、ご主人さまっ、す、すみませんっ、そ、それだけはやめっ・・・」
「今さら遅いっ」
 笛は吹き鳴らされた。
「ふわあぁぁっ」
 笛の音が聞こえたとたん、ジーナは切ないあえぎ声をもらし、ペタッ、とその場に尻もちを付いた。
 頬が上気し、股間がじゅんっ、と濡れる。乳首が尖り、体中がしびれるようにうずく。すさまじい快感にひざがガクガクして、脚に力が入らない。
 ジーナは、悦楽の波にさらされながら、必死の思いで哀願した。
「はぁあん・・・・ふわぁ・・・お、お願いですぅ・・・・ご主人様ぁ・・・・笛を・・・・ひぅっ、『ソロモンの笛』を・・・・止めて下さぁい・・・」
「やだ」
 圭太郎はキッパリと言い放ち、さらに笛を吹き続ける。ジーナは、強烈な愉悦が背筋を駆け抜ける衝撃に、腰を震わせ、激しく身悶えた。
「はうぅっ・・・・ひっ・・・・ふああっ! やっ・・・やめっ・・・やめてくださ・・・・・ひぅううっ・・・あんっ、ダメぇっ・・・・」
 圭太郎が吹いているこの笛は、「ソロモンの笛」と呼ばれる、悪魔を従わせるための道具である。笛が発する特殊な音色が、悪魔の性感神経を刺激し、気が狂うような快楽をその身に与えるのである。
 圭太郎は、古代の魔導書や独自の研究によって、この「ソロモンの笛」を自分一人の手で造り上げたのだ。かなり歪んではいるものの、彼がある種の天才であることは間違いないようだった。
「ふわぁっ・・・きゅうんっ・・・・はぁあ・・・イヤぁ・・・・かっ、感じすぎて・・・・狂っちゃう・・ひあっ・・・狂っちゃいますぅ・・・・」
 ジーナは、あえぎ声まじりに、強烈な快感を訴えた。黒革のパンティから、愛液がダラダラとあふれ出す。
 秘貝のどうしようもないうずきに耐えきれず、ついに自らの手をパンティの中へ入れ、蜜壺をこすり立てる。その余りの気持ちよさに、思わず口元から甘い吐息が漏れた。
「ふわぁぁああ・・・・っ」
「くっくっく・・・いいねえ・・・いい表情出してるよー
 圭太郎は、ソロモンの笛を片手で吹きながら、もう片方の手で三脚台にビデオカメラをセットし(←器用)ジーナの痴態をなめるように写し始めた。
 ジーナは、カメラのレンズが自分に向けられていることに気付き、恥ずかしさのあまり、大声で悲鳴を上げた。
「いっ、イヤぁああああっ! とっ、撮らないでっ! み、見ないでくださいっ・・・・・お願いっ、撮らないでぇーーーっ」
 首を激しく左右に振って身悶えるが、笛の音のせいで、その場から動くことも、自慰行為を止めることもできない。秘貝をいじる姿も、パンティ越しに聞こえるクチュクチュ・・・といういやらしい音も、カメラは余さず記録していた。
 激しい羞恥に、ジーナは頬を紅潮させ、すすり泣いた。
「ふわぁっ・・・ご・・・・ご主人様ぁ・・・・ひぅっ・・・ゆ、許してくださぁい・・・・ふわぁっ・・・は、恥ずかしくて・・・・・もぉっ・・・・・死んじゃいそうですぅ・・・」
「そーか、そーか。じゃ、もっと恥ずかしくしてあげよう」
 圭太郎は邪悪な笑みを漏らすと、触手の怪物に命令を与えた。
「やれっ、触手魔獣よっ! ジーナに襲いかかれっ」
 シギャアアーーッ
 魔獣は、凶悪な咆吼を上げると、無数の触手をジーナの体へシュルルっと伸ばした。ジーナは恐怖に目を見開き、甲高い悲鳴を上げる。
「きゃああああーーーっ」
 シュルシュルシュルッ
 触手がジーナの手足に巻き付き、体の自由を奪う。さらにまた別の触手が、黒革のブラジャーとパンティの中にもぐり込み、突起した敏感な秘芯と乳首をこすり立てる。
「ふぁあんっ」
 ソロモンの笛の音で、ただでさえ体中が敏感になっているというのに、最も感じやすい部分を責められてはたまらない。ジーナの体は、瞬く間に絶頂へ向けて昇り詰めていった。
「あ・・・ああっ・・・ひぁああっ・・・ふぁっ・・・・ダメっ・・・ダメですぅっ・・・・・こんなっ・・・こんなのっ・・・・ダメぇっ」
 泣きわめき、身悶えるものの、絶頂は徐々に近付いてくる。正面に見えるカメラのレンズが羞恥心をあおり立て、興奮を高める。
(イヤぁ・・・魔獣に襲われて・・・・イッちゃうなんて・・・そんなトコ・・・・カメラに撮られるなんて・・・・ダメなのぉ・・・)
 シュルシュルシュルッ
 魔獣はジーナの絶頂が近いことを察したのか、突起をこする触手の動きを、一気に速めた。
「ああっ・・・ひぃ・・・ふあっ・・・・もぉ・・・・ダメ・・・・イッちゃう・・・・・あああああっ! イッちゃうぅぅうううううっ!
 ビクビク、ビクンッ!
 ジーナは全身を反り返らせ、エクスタシーに達した。次の瞬間、体中から、がくっと力が抜ける。快感の衝撃に、どうやら気を失ったらしい。
     *
「よもや、これで終わりなどとは思っておるまいな?」
 圭太郎は、失神から目覚めたジーナに、意地悪そーな目を向けた。ジーナは、相変わらず魔獣の触手に捕らえられ、吊り下げられている。
「ひい〜ん。ご主人様ぁ。もぉ許して下さいよぅ」
「やだ」
 圭太郎の顔に、嗜虐の笑みが浮かんだ。ジーナは恐怖に身を震わせる。案の定、圭太郎は再びソロモンの笛を口に当てた。
 淫欲を刺激する音色が、地下室に流れる。ジーナは、背筋を駆け抜ける強烈な快感に、全身を総毛立たせた。
 一方、魔獣の触手は、ジーナのブラジャーにもぐり込み、そのまま一気に布を引きちぎった。Gカップはあろうかという巨大な双球が、押さえを失って、プルルンッ、とこぼれる。
「きゃっ」
 ジーナは、思わず悲鳴を上げ、咄嗟に胸を隠そうともがいたが、両手を触手にガッチリと掴まれていて、動かすこともできない。
 ジーナの巨乳は、その大きさにも関わらず、その形を全く崩していなかった。完璧なラインを描いて、魅惑的に揺れている。
「いっ、イヤぁ・・・はっ、恥ずか・・・・ごっ、ご主人様・・・撮らないでぇ〜〜っ」
 ジーナは首を振って身悶えた。ブラが外れたせいで、乳首が勃起しているのが丸見えなのだ。ソロモンの笛の音とビデオカメラが、少女の興奮をいやが上にも高めた。
「ゆ・・許して・・下さい・・・お願い」
 ジーナは息も絶え絶えにすすり泣いたが、圭太郎は聞く耳持たず、魔獣に一言「やれ」と命令した。
 シュルシュルシュルッ
「ひっ」
 魔獣の触手は、ジーナの乳房にからみついた。豊かな双球を、形が変わるほどグニャグニャと揉みしだき、もてあそぶ。ジーナは、一番感じやすい部分を責められて、身も世もなくよがり泣いた。
「ふああっ! おっ、おっぱいぃ・・・・責めないでぇっ! そっ、そこぉっ、よ、弱いのっ、ホントに・・・・・弱いからぁああっ」
 のたうち、身悶えるジーナの胸を、触手は執拗に攻撃した。乳房を揉みながら、しこった乳首を突つき、つまみ、くすぐり、こすり立てる。そのたびに駆け抜ける衝撃で、ジーナの意識は吹き飛び、歓喜の悲鳴を上げ続けることしかできなくなってしまう。
「ひあぁっ、ダメえっ・・・・ちくっ、乳首っ・・・、感じるぅっ、感じちゃうのぉおお! イヤぁああああっ、すっ、すごっ・・・イイッ、許してぇぇええっ」
 ソロモンの笛が、本来は清楚であるはずのジーナの性格を、淫乱なケダモノのソレに変えていた。触手のイボが乳首の先をこするたびに、ジーナは絶頂へ向けて駆け昇っていく。
「ダメっ、イッちゃうぅ・・・・・ああっ、むっ、胸でっ、胸でイッちゃうぅぅううっ!
 ビクビクビクっ。
 プシャアーーーっ。
 ジーナは、絶頂へ達すると同時に、感極まって放尿してしまう。地下室の床に、小さな水たまりができた。
     *
「あ・・・・」
 ジーナは、自分が作った水たまりを見て、恥ずかしさに消え入りそうなほど縮こまった。圭太郎は、意地悪そうな笑みのまま、触手に吊り下げられたジーナを見上げた。
「また、ずいぶん、はしたないコトをしてくれちゃったモンだな? ジーナ君」
「ふ・・・ふええぇ〜ん。だ、だって、ご主人様がソロモンの笛をずっと吹き続けてるからあ・・・」
「ほーお。人のせいにしようってか。そーゆー女にはお仕置きが必要だなっ」
 圭太郎は、またもやソロモンの笛を口に当て、淫らな音を放ち始めた。もちろんビデオカメラは快調に回っている
 ジーナは、再び怒涛のように襲い掛かる悦楽の波を感じ、その肢体をビクビクッと震わせた。それに合わせ、巨乳がプルルンッ、と揺れる。
「ひああっ、も、もぉ許してぇっ」
 ジーナの哀願は、ご主人様の耳に届かなかった。



 三たび魔獣の触手は魔界の美少女に襲い掛かる。黒革のパンティを引き裂き、ピンク色の秘貝を、無数のイボがこすり立てる。激しい電撃に打たれたかのような強い衝撃に、ジーナは気が遠くなるような快感を覚えた。
 さらに、触手は、少女の蜜壺が膣内まで良く見えるように、脚をM字に開かせ、カメラの前に突きだした。ジーナは死にたくなるような羞恥に襲われ、大声で泣き叫んだ。
「いゃぁっ、見ないでっ、撮らないでっ、こっ、こんなの・・・こんな格好、イヤぁあっ」
 しかし、魔獣と圭太郎の人間性がないコンビは、さらに過激にジーナを攻撃する。
 蜜壺に触手をもぐり込ませ、膣内でグネグネと暴れさせる。ジーナは膣壁を襲う強烈な震動に、のたうち回ってよがり泣いた。
「ふああんっ・・・ひうんっ・・・くあああぁっ」
 さらに圭太郎がソロモンの笛を吹き鳴らしながら近づき、肉鞘に包まれたクリトリスを指で弾いて刺激する。ジーナはケイレンしたように肢体を震わせた。
「ふわわわぁぁっ、ひみゃあっ」
 ビクビクッ
 一瞬、目をつぶったジーナの眼前に、圭太郎の肉棒が突き出された。ジーナは、わずかな躊躇の後、おずおずと口に肉棒をくわえ込む。あまり慣れていない様子で、亀頭をなめ、しゃぶる。
「はぁっ、ふぁっ、んくっ」
 ぴちゃっ、ぴちゃっ、ぴちゃっ
「・・・出すぞっ」
 しばらくの奉仕の後、圭太郎はジーナの口の中に、精を放った。
 ドクドクッ・・・・
「んくっ・・・ぷああっ」
 ジーナは、口の中の精をコクコクッと飲み干した。
 と、突然、魔獣はジーナの体をうつ伏せにして、圭太郎の方へ彼女の尻を向けさせた。
「ふあっ?」
「いくぞ」
 圭太郎は、一発抜いたにも関わらず隆々とそそり立つ肉棒を、ジーナの菊門へ押し当てる。ジーナは、これから起こることを察し、慌てて叫んだ。
「うっ、後ろはダメぇっ」
 しかし遅い。ズリュッ、という音と共に、肉棒は菊孔へ突き入れられた。そのまま腰を引き、抽挿を開始する。腰を尻へ打ちつけるたびに、ジーナの豊かな双丘が、ブルン、ブルン、と揺れた。
「あっ・・・ふわっ・・・んんっ」
 ジーナは、信じられないような快感の連続に、体中から力が抜けていくのを感じていた。
 膣腔にはでこぼこの付いた触手が暴れ回り、肛門には肉棒を差し込まれている。なま暖かい触手に乳房を揉みしだかれ、さらに乳首、クリトリス、尿道口などが触手の先に刺激される。
「ふひゃんっ、みううっ、おっぱいっ・・・揉まないでえっ・・・ひああっ・・・だめえっ、おしりぃっ・・・・いやぁっ、ウソぉっ・・・・すごっ・・・気持ちイイッ・・ダメっ・・・そんなのっ・・・きゃふうぅんっ!」
 気が狂いそうな悦楽に、身も心も溶けて流れ出していく。
「もおダメっ、もお狂っちゃうッ・・・・・・死んじゃうっ、死んじゃうよぉっ、ご主人さまぁっ・・・・・・死んじゃうぅぅうううううっ!
 ドクドクドクッ
 ジーナの膣と肛門がビクビクッと収縮し、圭太郎は後ろの穴に精を放った。
 体の奥に灼熱を感じ、ジーナはスッと意識を失った。
     *
「ん・・・・ふあ?」
 しばらくの後、目を覚ましたジーナは、自分が相変わらず全裸で、手足を触手に捕らえられていることに気付いた。
「さて、もう一回戦、行こうか」
 圭太郎がうれしそーに笑って言った。すでに口元には、ソロモンの笛がくわえられている。ジーナは、ひきつった笑みを返した。
「あの・・・冗談ですよ・・・ね?」
「本気と書いてマジだ」
 その言葉にウソは微塵も感じられなかった。(←ひどい話である)
 圭太郎はソロモンの笛を音高く吹き鳴らした。
 ジーナは、すさまじい快感が背筋から駆け昇ってくるのを感じ、美しい肢体をくねらせ、身悶えながら絶叫した。
「ふえぇ〜んっ・・・もぉ、イヤぁ〜〜〜っ!」