第四章 饗宴
「ああっ・・はぁっ・・すっ、すごぉ・・もっ、もっとお・・・・」
タコ男とスケベデスは、失神したミドリに変わり、今度は桜を二人掛かりで責め始めた。
桜は、Gカップの乳房をイヤと言うほど揉みしだかれ、蜜壷にはすさまじい快感を生み出す触手を入れられて、あえぎ声を上げさせ続けられている。
普段は清楚な美少女が、体をのけ反らせ、舌を突きだし、白目をむいて快感に悶え狂う姿は、限りなく淫靡(いんび)で卑猥だった。口元からはよだれ、目からは涙、そして股間からは愛液が、止めどなく流れ落ちる。桜は、体中を襲う快感の波に全く抵抗できず、ただ翻弄され続けた。
「どうだ? すばらしい快楽であろう?」
スケベデスの言葉にも、素直にうなずき、あえぎ声を上げてしまう。
「ふわあっ、いいっ・・・いいのぉ! すごくいいのぉっ!」
「では、秘密基地の場所を教えてくれるかね?」
「・・・ダ、ダメぇっ・・・それだけはダメぇ・・っ」
桜は、かろうじて残っている理性を掻き集め、必死で抵抗している様子だった。天然ボケの性格とはいえ、一応彼女も正義の戦士である。悪の命令を拒否する力はまだ失っていなかった。だが、それもいつまで持つだろうか。
スケベデスは、触手に掻き回され続けている桜の股間に手を伸ばし、その上の薄皮に包まれた真珠をむき出しにした。そして最も敏感なその豆を、五本の指でプルプルと弾き、こすり上げる。
「ひっきゃああああああぁぁぁぁっ!」
桜は、すさまじい絶叫を上げた。
ただでさえ弱い乳房と膣を責められて悶絶寸前だったというのに、さらにクリトリスまで攻撃されては、どうしようもなかった。頭の中で何度もフラッシュをたかれたような激しい快感に襲われ、瞬く間に強烈な絶頂を迎えてしまう。手足がビクビクッと痙攣し、体中から力が抜けた。
スケベデスは、桜に冷笑を向ける。
「基地の場所を話す気になったかね」
「・・・だ、だめぇ。い、言えませぇんん・・・」
「ふん、そうか。・・・では、地獄を味わうがいい」
スケベデスの言葉の直後、タコ男の触手に変化が起こった。突然、尖端が裂け始め、無数の糸のようになったのだ。やがて細糸と化した触手は、桜の後ろの穴と蜜壷へ同時に襲い掛かった。
先刻イッたばかりで敏感になっている桜の体は、繊細で巧みな動きを見せる触糸の技に否応なく反応させられてしまう。
「ひっ・・・ひゃあんっ・・・ふっ、ふわあっ・・・も、もおっ・・・そんなっ・・・ひっ、すごっ・・・そ、それぇ・・・ダメ、良すぎるぅっ、ふ、ふぁぁんっ」
触糸は、肛門のみならず、Gスポットや秘芯、そして子宮を、恐ろしく巧みにこすり立てた。桜は頭が灼き切れるような快感に、すさまじい反応を起こす。体中が波打ち、手脚が痙攣する。少女は理性の鎖を解き放ち、快楽の渦に巻き込まれていった。
「ひぃっ、しっ、死んじゃうっ、死んじゃうっ、死んじゃうぅうっ・・・・もお、サクラ、死んじゃうよおぉーーーーーーーーっ!」
ビクビクビクッ!!
桜は最後の絶叫を上げ、秘貝から潮を吹き上げながら失神した。
*
「桜っ、桜っ、しっかりして!」
入れ替わるように気絶から目覚めたミドリは、桜へ必死に呼びかけたが、桜は失神したままだった。一方、スケベデスは不気味な笑みを浮かべ、ミドリに語りかける。
「さて、ミドリ君。そろそろ基地の場所をしゃべる気になったかな」
「だっ、誰がっ」
「ふむ・・・では、快楽の虜となるが良い」
スケベデスの言葉と共に、無数の触糸がミドリを襲った。
「きゃああーーーーっ!」
うごめく無数の糸は、乳首と並んで彼女の最も弱い部分、すなわち後ろの穴を重点的に責めだす。菊孔から入り込んだ触糸は腸の中で暴れ回り、信じがたいほどの快感を彼女に与えた。
「はあっ・・・ふわぁーんっ! お、お尻はぁ・・・ダメなのぉ・・・」
敏感な乳首が痛いほどに尖る。触糸がさらに乳首の周りを微妙な力加減で撫で回す。ミドリは、二つの弱点を同時に責め立てられ、愉悦にむせび泣いた。普段の気の強さは、どこかへ吹き飛んでしまっている。
「ひん・・・も・・・乳首を・・・いじらないでぇ・・・気が・・・狂っちゃうよぉ!」
「では、基地の場所を言うかね」
スケベデスの誘いに、ミドリは必死になって抵抗した。
「ダメぇっ、教えないっ、教えないいぃっ!」
「ふうむ。では、続けるとしよう」
スケベデスはミドリの包皮をむき、勃起した豆を強くこする。ミドリは敏感に反応し、体をのけ反らせた。背筋を強烈な快感が走り抜ける。
「ひゃはあああんっ!」
ミドリは、体中を痙攣させて絶頂に達した。しかしスケベデスは責めを緩めず、ついに自らの肉棒を引き抜く。反り返った肉棒の先端は、ミドリのGスポットを巧みにこすり立てた。
ジュプッ、ジュプッ! 肉棒が動くたびに、愛液が飛び散る。
「ひゃんっ、ひゃんっ、ふわぁーんっ!」
「どうだっ? 言うかっ、基地の場所を言うかっ?」
パン! パン! 肉を打ちつけ合う音が響く。ミドリは必死で首を振った。
「ダメっ、ダメぇっ! 絶対ダメぇ!」
グチュッ、グチュッ! 快感が、心を溶かしていく。
「ひゃぃいんっ、す、すごいぃっ・・・ふわぁーんっ」
「言うかっ? 言うかっ?」
「やぁっ・・・ふわんっ・・・どうしよう・・・どうしよぉ・・・イッちゃうっ・・・イッちゃうのぉ・・・っ!」
ミドリの理性は、快楽という欲望に断ち切られようとしていた。それと共に、最後の絶頂が近付いてくる。スケベデスはピストン運動を速め、クライマックスへ向けてラストスパートを掛けた。
「あああ・・・・イク・・・イッちゃう・・・イク、イク、イク、イクぅ・・・・・・・・・ひぁああああああああああっ!!」
ビクビクビクッ!
「ミドリ、イッちゃうううううううううっ!!!」
ミドリは全身を痙攣させ、天を引き裂くような絶叫と共に最後のエクスタシーを迎えた。スケベデスが、白濁した液を膣内に解き放つ。二人は同時にすさまじい絶頂へ達した。
と、その瞬間!
バキッ! ドサドサドサッ!
突然、拷問室の天井が崩れ、三人の男が飛び下りてきた。
紅一郎たちである。
「待たせたなっ!」
「ば、バカなっ? なぜこの場所がっ」
スケベデスとタコ男は、慌てて後ろに飛びすさった。
その間に、青児と金造が、それぞれ桜とミドリを助け出す。手足の鎖を外し、肩に上着を掛けて軽く頬を叩くと、少女たちはすぐに目を覚ました。
二人の無事を確認した紅一郎は、一同に向けて叫ぶ。
「行くぜ! 変身だ!」
「おうっ!」
一同はうなずき返し、変身のキーワードを叫んだ。
「ラジカル・フラッシュ!」
刹那。
五人の体から、眩い烈光がスパークした。極彩色の電撃が周囲を飛び交う。数秒後、ラジカル5(ファイブ)のメンバーは、それぞれレッド、ブルー、イエロー、グリーン、ピンクに輝くメタリックカラーの戦闘服に身を包んでいた。
紅一郎が再び叫ぶ。
「ラジカル・バズーカ発射用意っ」
「了解!」
ラジカル5(ファイブ)は、どこからともなく現れた巨大なバズーカ砲をかつぐと、照準をタコ男とスケベデスにセット。
「発射!」
轟音! そして閃光。
「・・・・・・!」
タコ男は、声にならない叫びを上げ、一瞬のうちに消滅した。そして。
「次はこうはいかんぞ! 覚えておくが良い、ラジカル5よっ!」
スケベデスは、捨てゼリフを残して消え去った。ラジカル5は、勝利のポーズを取り、決めゼリフを放つ。
「見たかっ」
「我ら」
「正義の」
「過激戦隊」
「ラジカル5!」
ドドーン!
まるで祝砲のように、背後で爆炎が上がった。
エピローグ
「あの、ありがとうございました」
戦いが終わり、五人は秘密基地に戻った。
桜は紅一郎たち三人に向けてペコリと頭を下げる。その横で、ミドリも照れくさそうに礼を言った。
「あ、ありがとう、みんな」
「はっはっは。当然のことをしたまでさ」
紅一郎は、やけにさわやかな笑い声を立てた。横で青児と金造も柔らかい笑みを浮かべ、うなずいている。
「仲間じゃないですか」
「そうそう、助けるのは当たり前っすよ」
「みんな・・・・」
桜とミドリは感動して微笑んだ。が、ふいに桜の表情が曇る。紅一郎は、怪訝そうに桜を見つめた。
「どうした?」
「じつは・・・私、スケベデスに基地の場所を言ってしまったんです」
桜の告白に、紅一郎たち三人は平然とした態度を見せた。
「ああ、その事か」
「たぶん、大丈夫ですよ。『埼玉県の』としか言わなかったでしょ」
「そうそう。それだけじゃ、何も言ってないのと同じっすよ」
「ゆ、許してくれるんですか?」
桜は、感謝の笑みをこぼした。が、ミドリは、訝しげな様子で、ふと眉を寄せる。
「・・・あんたら、何で拷問が始まる前のあたしたちの会話を知っているわけ?」
「・・・・」
紅一郎たち三人は、動揺に体を強張らせた。ミドリの視線が突然、冷たくなる。
「まさか、ずっと天井裏に隠れてて、あたしたちが拷問うけてる所をのぞいてたんじゃないでしょーね」
「・・・・・・・・・・」(←図星)
「・・・・ぢゃ、僕たちはこれで」
紅一郎たちは、さりげなくその場を立ち去ろうとしたが、ミドリと桜に襟首を掴まれ、引き止められた。
「ちょっと待ってくれ。これには深いワケが・・・」
「問答・・・・」
「・・・・・・・無用!」
轟音! そして震動。
二人の美少女たちは、三人の男たちへ容赦ない一撃を叩き込んだ。秘密基地に、ケダモノたちの絶叫が響きわたった。
エピローグ・その2
ざわざわざわ・・・。
「?」
スケスケ団女幹部、ローズ将軍は、周囲のざわめきを感じ、ゆっくりと目を開けた。寝ぼけて頭がハッキリしないため、しばらくは状況が掴めなかったが、やがて自分が市街地のメインストリートに全裸で横たわっていることに気付いた。
「!」
周囲では、サラリーマン風の男たちが、いやらしそーな目で彼女の体をながめ回している。ローズは甲高い悲鳴を上げた。
「きゃぁぁああああ〜〜っ!」
どーやら、気絶している間に路上へ放り出されたらしい。もちろん、紅一郎たちのしわざであろー。
「み、見るな貴様らっ! 見るな! ・・・ええい、見るなというにっ! ・・・・・・・・・・・ひ〜んっ、お願い、見ないでぇ〜〜っ!」
ローズは泣き声を上げて、その場から走って逃げ去った。
彼女がラジカル5に新たな復讐を誓ったことは言うまでもない。
*
がんばれ、僕らのラジカル5!
負けるな、僕らのラジカル5!
戦え、僕らのラジカル5!
過激戦隊ラジカル5! とりあえず・完