第四章 最後の試練
囚われのくノ一、静香(しずか)と茜(あかね)は、気絶から目覚めた瞬間、自分たちがまたロクでもない目に遭わされるのだというコトを、否応なく理解させられた。
全裸のまま手足を拘束具で固定され、奇妙な形の木馬にまたがらされていたからである。
これからまた、カラクリ仕掛けの淫具による陵辱劇が始まることは間違いなかった。が、先刻までと違う状況が一つだけある。
観客が目の前にいるのだ。
広間の中央にいる少女たちを中心に、大勢の侍たちがぐるりと車座になって座り、淫らな陵辱劇の始まりを、今や遅しと待ちかまえている。
そう気づいたとき、茜は、羞恥に顔を紅潮させ、甲高い悲鳴を上げた。
「きゃあああああああっ?」
大事な部分を隠そうと、体をよじって身悶えるが、手足を拘束されていては、それもままならない。ジタバタと体をもがかせるだけだ。
一方、静香はというと、頬を紅く染め、唇を噛んで羞恥に耐えている。
そんな二人へ、城主、股下三寸守助成(またしたさんすんのかみすけなり)は、上機嫌の笑顔を向けた。
「わっはっは。いや〜、あっぱれあっぱれ。両名ともに、見事な痴態であった」
その言葉を聞き、茜と静香は羞恥と怒りの入り混じった表情で助成を睨み付けた。しかし助成は全く気にせず、のんきに話を続ける。
「ま、本来ならば、カラクリ城の最上階に辿り着けなかったそのほうたちは、約定通りに打ち首とするのが筋であろうが、ワシらを大いに楽しませてくれた褒美として、もう一度だけ、どちらか片方に放免の機会を与えることにした」
助成は、思わせぶりに言葉を続ける。
「今から、そのほうたちに競争をしてもらう。ワシらが操るカラクリに責められて、先に三回果てた方の負けじゃ。勝った方は無罪放免。負けた方は打ち首獄門、とまあ、そーゆーワケじゃ。納得したかの?」
茜と静香は、互いに顔を見合わせた。
納得できるはずがない。しかし、受け入れざるを得なかった。逃げることなど出来はしないのだから。
*
それからしばらくの後。
どうやら、狂宴の準備は整ったようだった。
今度のカラクリは、全自動ではなく、手動式らしい。
操縦桿と、様々なスイッチの付いた操作盤が、二台、広間の中央に据え付けられている。
茜を責めるカラクリを操作するのは助成だ。横に、助手としてカラクリ師の珍元斎(ちんげんさい)が付く。
一方、静香を責めるカラクリは筆頭家老の三太夫(さんだゆう)が操作し、補助には勘定頭の清十郎(せいじゅうろう)が付いている。
どうやら、責める側も二手に分かれ、どちらが先に女を果てさせるかを競う趣向らしい。
茜は、不機嫌な表情を隠そうともせず、ものすごい目つきで観客たちを睨み付けた。
(絶対、こんな最低のヤツらに感じさせられたりなんかしないんだからっ!)
しかし観客たちは、ヘラヘラ笑いながら見物を決め込んでいる。ただ一人、苦労性の側用人、宗吉(むねよし)だけが、頭痛をこらえるように眉根を押し揉んでいた。
一方、静香の方は比較的冷静な面もちで、事の成り行きを眺めている様子だった。
そうこうしている内に、助成が開始を宣言した。
「始めじゃ!」
合図と同時に、珍元斎と清十郎が、操作盤の赤いスイッチを押した。
刹那、木馬に乗った茜と静香は、同時に背を仰け反らせる。
「ふわぁああんっ?」
「くあぁうううっ?」
木馬の背から飛び出した張り型が、少女たちの秘肉をいきなり貫いたのである。蜜壷に進入した張り型は微細に振動しながら、少しずつ膣壁を刺激し始める。
「うっ、あっ、あぁあんっ・・・」
「くっ・・・・ふうう・・・・っ」
茜と静香は、息を荒く乱しつつも、何とか耐えている様子だった。
続いて、助成と三太夫が、操縦桿を握りしめた。と、木馬の胴体から、カラクリ仕掛けの腕が飛び出す。
機械の手は、器用に茜たちの胸を揉みしだき始めた。助成たちの操縦桿を握る動きは流麗で、淀みがない。(←なんか相当練習したらしい)
「うぁあ・・・・っ!」
「う・・・・んんっ」
二人の女忍者は、膣内の振動と双乳の刺激に翻弄されながらも、しかし理性は繋ぎ止めている様子だった。今までの経験から、耐え方を多少なりとも学んだのだろう。
助成は「うーむ」と一声うなり、茜の胸を揉みつつ、のんびりと静香へ声を掛けた。
「これこれ、そこの静香とやら。どうじゃ、この茜とか申すくノ一の弱いところを教えてはくれぬかな?」
「なっ、何バカなコトを言ってるのよっ」
茜が、助成に向けて怒鳴り声を上げた。
「あ、あたしたちは親友なのよっ、し、知っていたとしても、言うワケが・・・・」
「茜の弱点は足の裏。そこをくすぐられると弱いみたい。あと、乳首を強くつねられるのもダメ」
「ちょっと待てぇぇえええええ!」
茜は相方に向けて怒声を上げる。静香はけっこうアッサリ親友を売った。(←ホントに非情)
一方、助成は、静香の助言に従い、カラクリ仕掛けの腕に筆の穂先を装着すると、茜の足の裏をくすぐりだした。途端、茜は激しい反応を見せ始める。
「ひっきゃあぁああっ! あっ、あっ、はははは! ひゃうぅっ・・・・ば、バカぁっ・・・・そ、そんなトコ・・・っ! ひゃっ! あはははははははははっ! うっきゅうぅうんっ! だ、ダメぇえええっ、足の裏ぁっ、ふ、筆ダメぇっ・・・きゃっ! あははははははぁぁあぁぁああっ!ラメっ、らメらめラメぇえええ!」
身を捩り、笑い悶えながら、茜の性感は高まり続けている様子だった。秘唇からは愛液が流れ出し、太股をしとどに濡らし始めている。
「あはははははっ・・・・ダメぇっ、あ、足の裏ぁっ、弱いからぁっ・・・・んきゅうぅうっ! ・・・・脇の下もダメぇっ! ひゃはははははははっ・・・・ああっ・・・ダメ、おへそもダメ、らメだってばぁあぁぁぁあははははははっ!」
助成はカラクリを巧みに操って、茜の全身をくすぐり回し、責め立て続ける。茜は抑えが効かなくなってゆく肉体に翻弄され、涙とヨダレを垂らしながら、あられもない嗚咽を上げ始める。
「や、やめてぇっ・・・・ひきゅうんっ! ま、またぁああっ? また足ぃ! 足の裏ばっかりぃいい! あはははははぁっ・・・・ズルいよぉおおっ! そ、そこばっかりぃっ、足の裏ぁっ、よっ、弱いのぉおおっ! あひゃはははははっ! んあぁっ! きゅぁあああんっ!」
次第に絶頂へと追い込まれていく茜。被虐の少女に、さらなる責めが襲いかかる。
それまで振動していただけの張り型が、回転を始めたのだ。イボが膣内のヒダを掻き回し、秘肉の性感を翻弄する。
「んっきゃぁああああああっ?」
急所を執拗に嬲られ、全身が敏感になっているときに、秘貝を激しく掻き回されては耐えることなどできるはずもなかった。
激烈な快感が目の前を白く染め上げ、頭の中が閃光で一杯に満たされる。
「うやぁあああっ! 気持ちいいっ、ぎぼぢいいぃっ、アソコの中っ、かき回されてるぅううっ! 足っ、足の裏ぁっ、ひぐうぅうんっ、筆の先でぇええっ、凄いぃいいいっ! 果てちゃうっ、もぉおっ、果でぢゃうぅううううっ!」
もはや理性は吹き飛び、自分が何を口走っているのかさえわからない。茜は、快楽の先にある、喜悦の極点へと駆け昇り始める。
「んぁああっ! はうぅうっ! と、飛ぶっ、飛んじゃうっ、どっか行っちゃうよぅっ、あああっ、もぉ、こ、これ以上されたらぁああああ・・・・・・っ!」
泣きじゃくり、首を激しく振って、少女は瀬戸際の抵抗を見せる。
そのとき、カラクリ仕掛けの手が、茜のもう一つの弱点、乳首の先を、ギュッ、とつねり上げた。
刹那。
「ふっわぁああぁああっ! イっクぅうううう! イクイクイクイグイグイグッ、アカネ、イッぢゃうぅううううっ!」
ビクビクビクッ!
茜は、身体を跳ね上げ、浅ましい嬌声とともに壮絶な絶頂に打ち上げられた。意識が弾け飛び、目の端から涙がこぼれる。少女はそのまま失神し、深い闇の中に引きずり込まれた。
*
「むむっ、さすがは殿! ・・・・ならばこちらも!」
三太夫は、主君の手際に感心しつつも、負けじと茜に声を掛けた。
「これっ、茜とやら!」
茜は、声を掛けられてかすかに目を覚まし、薄く目を開いた。小さく震える少女に向けて、三太夫はせわしなく言葉を継ぐ。
「何をしておる、茜とやら! おぬしも、こちらのくノ一の弱いところを教えるのじゃっ」
「・・・・・・・・」
茜は、荒い息を吐きながら、しばらくの間、抗い、戸惑う様子を見せていた。が、やがて意を決したように、ゆっくりと口を開いた。
「・・・・・・・・・・・・静香の・・・・・弱点は・・・・・・・背中と、それに、お尻・・・・・よ。背筋を優しく撫でられたり、肛門を激しく突かれると、抑えが・・・・・効かなくなるみたい・・・・・」
茜の言葉を聞き、静香の身体に緊張が走った。少し悲しそうな声で、小さくつぶやく。
「ひどい、茜。信じてたのに・・・・・」
「って最初に裏切ったのはそっちだぁあああああっ!」
茜は相方に激しくツッコむ。(←もっともな言い分です)
一方、静香の弱点を知った三太夫は、早速、行動を開始した。筆の穂先を装着したカラクリの腕を半自動操縦から手動へ切り替える。そして毛先を背中にあてがうと、そのままツウッ、と背筋に沿って撫で下ろした。と、その瞬間。
「ひっきゃああああああああっ!」
それまでほとんど反応を示さなかった静香が、突如ビクンッ、と身体を跳ね上げ、喉元から甲高い悲鳴を放った。
おとがいを高く突き上げ、首を大きく後ろへ仰け反らせる。
静香は元々、茜より敏感で、愛撫に弱い体質だ。彼女が、今まで責めに耐え続けてこられたのは、強靱な精神力で性欲を抑えこんでいたからに過ぎない。
だが弱点を知られてしまった今、最後のタガが外れるのは、もはや時間の問題だった。
「あ・・・ああっ、せっ、背中は・・・・・ダメっ・・・・・ダメぇ・・・・っ!」
小刻みに震えながら、快感を拒否し続ける静香の背中を、カラクリ仕掛けの指は執拗に責め、さいなみ続ける。
「んっくぅううう・・・・・・せ、背中・・・そんなに・・・くすぐられたら・・・・・ち、力が・・・・抜け・・・・・・っ」
目の端に涙を溜め、弱音を吐き始めた静香に、間髪入れず次の試練が襲いかかる。
「ふッあぁァあぁぁああっっ?」
絶叫。
肛門に、不意打ちの一撃が加えられたのである。背筋から与えられる喜悦に気を取られている隙に、カラクリ仕掛けの腕に装着された細身の張型が、菊孔へズプッ、と挿入されたのだ。
その瞬間、少女の防壁は音を立てて決壊した。
「あっきゃあぁあああっ! お尻っ、おひりぃいいっ! ダメっ、らメぇえええええっ!」
静香は髪を振り乱し、泣きわめいて、強制的に与えられる快感を何とか阻止しようとする。だが、立て続けにやって来る衝撃はあまりに甘美で、少女は一瞬すら耐えられない。
「んぁああっ! ヘンっ、ヘンになっちゃうっ! くっひゃあぁああっ、か、感じすぎて、おかひくなっひゃうぅううううううっ」
蜜壷と直腸の中で、二本の張型が振動し、暴れ回るたびに、全身を喜悦が駆けめぐる。乳首は痛いほどに勃起し、乳輪は膨張を止めようとしない。
「イヤぁあああっ、どうしようっ、どうひよぉっ! 来ちゃうぅっ、スゴいのキひゃうぅうううっ!」
静香は舌をもつれさせ、ヨダレを垂れ流しながら、全身を責めるカラクリに翻弄され、絶頂へ追い詰められていく。
そして、筆先が、最も疼いている肉真珠を擦りあげた瞬間。
「んああぁああぁぁぁあっ! 死んじゃうっ、ひんじゃうぅぅううぅっ! シズカ、もぉおっ・・・・死んじゃうのぉおおおおぉおおおおおっ!」
ビクンッ、ビクビクビクッ!
限界まで背を仰け反らせ、白目を剥きながら、くノ一の美少女は頂点に達した。
だが、まだそれで終わりではなかった。菊孔と秘貝に潜り込んだ剛棒が、イッたばかりで敏感になっている粘膜を、さらに倍する勢いで掻き回し始めたのだ。
「あっぎゃあぁあああっ! ダメっ、ダメぇえええっ、イッてるっ、もうイッてるからぁああっ! うぁあああっ、許してっ、ゆるひてぇええええっ」
悲鳴混じりの懇願を無視して、無情なカラクリ仕掛けの張型は、敏感な美身を蝕み続ける。
「ああぁっ、ダメっ、らメぇえええっ! 狂っちゃう、狂っひゃうぅううっ、またっ、どこかイク、どっかイッちゃうぅ、らめぇっ、またっ、またぁああああっ!」
冷徹だった美少女は、あられもなく悶え、泣き、再び絶頂に打ち上げられた。
「くっひゃあぁあああっ! 許ひてぇえええっ! 静香っ、またイッちゃうぅううううぅうううううううううっっ!」
ビクッビクビクビクッ! プッシャアーーーッ!
盛大に潮を噴き上げながら、静香は凄まじい激感に全身を撃たれ、飛翔した。脳裏で極彩色の閃光が飛び交い、炸裂する。少女はそのまま壮絶に失神し、目映い光の中に呑み込まれた。
*
「ぬぅ、やるな三太夫。・・・・連続絶頂させるとは味な真似を・・・」
助成は、わずかに焦りながらも、感嘆の声を上げた。これで、イッた回数は二対一。あと一度、静香が絶頂に達すれば、家老側の勝ちとなってしまう。
「ぬぬぬっ、援護を頼むぞ珍元斎っ! こちらも肛門責めじゃ!」
助成は、気合いを入れて操縦桿を握り直す。珍元斎も、操作盤を動かす手に力を込めた。
「かしこまりましたっ、殿!」
ヌジュルルッ
「イヤぁああああああぁあっ!」
茜は、いきなり菊孔に突き入れられた剛棒の衝撃に、あられもない悲鳴を上げる。
前の穴をイボの付いた張り型に掻き回されている最中に、後ろの媚肉まで激しく擦り立てられ出してはたまらない。
気の遠くなるような喜悦が、少女の神経を撃ち砕き、理性にヒビを入れる。
「イヤッ、イヤぁあああッ・・・・っはう? ・・・う、ウソぉおおおっ? あ、あたし、お尻は、好きじゃないっ・・・・ヒィイッ! 好きじゃないハズなのにぃいいいいっ」
茜は、自分ですら知らなかった性感帯を無理矢理に引きずり出され、混乱の中で泣きわめいた。
「こんなぁああっ、か、感じちゃうなんてぇええっ! イボがぁああっ、ま、前と後ろでぇええっ、こッ、こすれちゃってるゥうう! ダメぇっ! 気持ちいいっ、ぎぼぢいいっ! ひゃぐぅうううっ、もぉっ、ぎぼぢ良すぎてっ、アソコッ、溶けぢゃうよぉぉぉおおおおっ」
半狂乱で喜悦を訴える少女に、苛烈な陵辱が尚も襲いかかる。
肛門と蜜壷に潜り込んだ二本の張り型が、高速で回転し、直腸と膣壁をえぐる。柔らかい筆先が、敏感な肉芽と双乳の先端を弄り回す。全ての責めに茜は反応し、悶え、泣き叫んだ。
「ふわぁあっ、ダメッ、アソコをグリグリッてしちゃダメぇえっ! ふやぁあっ、お、おマメぇえっ、ち、乳首もぉおおっ、こ、コリコリしないでぇえっ! また来ちゃうっ、またスゴいのキちゃうからぁああああああああっ」
腰が抜けるほどの鮮烈な快感に、絶頂への秒読みが再び始まる。
「ああっ、来る、来ちゃうっ! ダメっ! ヘンッ、ヘンになっちゃうぅううっ」
全身を嬲られ、体中の神経が恍惚と劣情に溺れる。
そして最大に高まった喜悦の衝撃が、思考と、理性と、感情の、全てを吹き飛ばした。
少女は、再び、天高く頂点へ打ち上げられた。
「ああうあぁぁぁああああっ! またぁぁああああっ、また果てちゃうぅぅううううううううううううううううううっ!!」
ビクビクビクッ!
プッシャアーーーッ!
茜は、目くるめく恍惚に潮を噴き上げ、あらん限りの声で絶叫した。そして凄まじい快感の余韻に随喜の涙を流しながら、再び闇の中に堕ちていった。
*
「これで二対二の同点。つまり、次にくノ一を果てさせた方が勝ちということですな」
清十郎が腕を組んで唸り、言わずもがなの状況を口にした。
助成と三太夫は、わかっている、という風にうなづき、視線を交わし合った。互いに一歩も譲らぬ構えである。
そして、茜と静香も、最後の気力を振り絞り、なけなしの理性を取り戻そうとする。
何しろ、遊び半分の助成と違い、彼女たちの場合、文字通り命懸けの状況だ。たとえ昨日までの親友を犠牲にしてでも、負けるわけにはいかなかった。
しかし、そんな少女たちの決心をあざ笑うかのように、魔悦をつむぐ機械仕掛けの触腕が、昂奮さめやらぬ肢体へ、一斉に襲いかかった。
「ひっきゃああぁぁぁぁあああっ」
「んっきゅうぅぅぅううううっっ」
ビクビクビクッ!
体中を走る快感に、全身を震わせる。
二人の内、先に切羽詰まってきたのは、茜の方だった。
二回目に達したのが静香より遅かった分、絶頂の余韻がより強く残っている。こんな状態で、足の裏と乳首、二つの急所を一斉に攻撃されてはどうしようもなかった。
乳首を機械の指先が弾くたびに、足の裏をカラクリ仕掛けの筆がくすぐるたびに、脳がとろけ、理性が蝕まれる。
「きゃはぁあアんッ! ずるいっ、ずるいよぅっ、そんなぁ、弱いトコばっかりぃいぃいい! イヤぁっ、お、おっぱい! おっぱいの先っぽばっかりぃいいっ! きゅうぅんっ、イジめないでぇええっ! 感じすぎちゃうっ、感じすぎひゃふからぁああああああっ」
神経を打ち砕くかのような人外の責めに翻弄され、あえぎ泣く少女へ、今度は電撃による責めが加えられる。乳首の先から全身へ走る未知の衝撃に、茜の身体は限界まで反り返った。
「あっぎゃあああっっ? 何これっ、なにコレぇえええええええっ? おっぱいっ、おっぱいのぉおおっ、さ、先っちょがぁあっ、ビリビリぃっ、ビリビリッてぇえええっ! うっきゃあぁああああっ! しっ、しびれちゃうよぉぉおおおおっ」
絶頂寸前の茜。
しかし、静香への責めも、同時に佳境を迎えていた。
肛門に挿入された張り型の動きが、振動から回転へと突然、切り替わったのだ。敏感な粘膜を掻き回される衝撃に、静香はあられもなく絶叫する。
「ほわぁああああっ! お尻いっ、おひりぃいいいっ、ダメへぇええええええっ!」
そして、直腸を翻弄する張り型は、回転を続けたまま抽挿を開始した。突き込まれるときの喜悦が、さらに引き抜かれるときの倍する愉悦が、静香の脳髄を熱く、甘く溶かしてゆく。
「ふわっ、ふわわぁ・・・どうしよう・・・どうしよう・・・・気持ち・・・よすぎて、もう、変・・・ヘンに・・・・ひっ? キヒイッ! ダメダメダメぇええっ、そんなに、ゆっくりぃいい、ひっ、引き抜いたらぁああっ! イボぉっ、イボイボがこすれてぇえええっ、おかしくなっちゃうっ! おがひくなっぢゃうぅうううううっっ!」
悶絶する静香の菊孔へ、さらに電流が襲いかかる。凄まじい激感に、少女は喚き、吼える。
「うやぁああああっ! またぁああああっ、これダメッ、これダメぇええええっ、死ぬっ、死んじゃうっ、コレ気持ぢよずぎて死んじゃうのぉおおおおおおおおおっ!」
もはや、静香は限界を超えていた。そしてそれは、茜も同じだった。
二人は、文字通り命懸けの絶頂へ向けて昂まり続ける。
「んあぁあああアっ! ダメぇっ! 来ちゃうッ、なんかキちゃうぅううううっ! シズカぁあああっ! は、早くぅぅうううっ! 早く先に果ててェぇえええっ!」
茜が、静香に向けて絶叫する。静香は、髪を乱して首を横に激しく振る。
「イヤッ、絶対イヤぁあああっ! アカネぇ! アカネが先にイクのぉおおおおっ!」
剥き出しになった神経をヤスリで擦り立てられるかのような快感が、二人の全身を襲っている。茜と静香は体中を駆けめぐる絶頂への衝動に、必死の思いで抗い続けていた。
「んくぅううっ、イボぉっ、イボイボぉっ、ひゃくぅううんっ、回ってるぅううっ、きゅああっ? 乳首ビリビリぃッ! ビリビリしてるぅううっ! おっぱい気持ちいいっ、ぎぼぢいいのぉおおおおおおっ」
茜は、浅ましい言葉を放ち、秘貝から愛液を飛ばし続ける。そして静香も、同じくらいに追い詰められ、普段の落ち着きをかなぐり捨てて淫汁を撒き散らしていく。
「きゅうぅううんっ! お尻ダメぇっ、お尻よわいのぉおおおっ、ゴリゴリって! ゴリゴリってゆってるゥううううっ! お尻っ、おひりィッ、掻き回さないでっ! 掻き回さなヒでぇええええ! もぉ、キちゃうッ、スゴいのぎぢゃうからぁあああああっ!」
膣内でイボ付きの張り型が回転し、淫核を柔毛が撫で回す。直腸で振動する剛棒が暴れ回り、乳首を電撃が蹂躙する。
魂を打ち砕かれるかのような喜悦に、二人の美少女たちは全身を跳ね上げ、享楽の絶叫を放ち続ける。
「んぁあああっ! もうダメッ! もおラメぇえええええええっ!」
「くヒィいいいいっ! 死んじゃうッ! もぅっ、もぅ、ひんじゃうからぁあああっ!」
そして最後の衝撃が、少女たちに鉄槌を振り下ろす。鞘から飛び出し、突起した最も敏感な淫芯へ、壮絶な電撃が打ち放たれたのだ。
ヴァリヴァリヴァリヴァリッ!
刹那。
「あっぎゃあああぁああっ! イクイクイグイグゥッ! イッちゃうぅううううっ! あぁあ、アカネぇぇええッ、もぉ・・・・・!!」
「ひっぎぃいいぃいいいいいいい! 死んじゃうッ、ダメッ! ダメダメだめらめぇっ! しっ、シズカぁぁぁああ、もぉ・・・・・!!」
ビクビクビクビクビクビクッ!
ビクビクビクビクビクビクッ!
「「イッぢゃうぅぅぅぅうううううううううううう!!!」」
プッシャアァアアアアアアアーーーーーーーーーッッ!!!
二人の少女は、完全に共振し、凄まじい勢いで愛液を吹き上げながら、最期の絶頂に達した。
*
「さすがは殿・・・・お見事でござった」
「なんの、三太夫。おぬしこそ天晴れ。引き分けじゃ」
助成と三太夫は、互いの健闘を称え、堅い握手を交わし合った。
それを見て、珍元斎や清十郎を始めとする家臣たちも二人の激闘を賞賛し、熱い感動の涙を流す。
「おお・・・・素晴らしい・・・。素晴らしい戦いでござった・・・」
「くうぅっ・・・せ、拙者、感動のあまり、涙が止まりませぬ・・・・」
いい年をした中年男たちが、恥ずかしげもなく泣きじゃくり、互いに肩を抱き合う。そんな頭の悪すぎる光景を見て、宗吉は、ひとり眉根を押し揉むのだった。
「頭痛が・・・」
と、その時、清十郎が、ふと声を上げた。
「ところで、殿。このくノ一たちはいかが致しまする。引き分けということは、両方を無罪放免にするのでござるか。それとも双方を打ち首に・・・・?」
「ふむ・・・そうじゃのう・・・・」
助成は、しばらく考え込んだ後、決断を下した。それは・・・。
エピローグ
「ねえねえ、ホントにその城って、いい稼ぎになるの?」
峠の中程にある小さな茶店の店頭で、団子を食べながら、一人の女忍者が茜と静香にそう話しかけた。
その声に応え、静香がうなづく。
「もちろん。城の警備は甘いし、宝物蔵には、金銀財宝が一杯。うまく盗み出せば、一生遊んで暮らせるわ」
「うわあっ♪ やっぱり持つべきモノは親友よね〜。私、失業してからずっとロクな生活してなかったんだあ」
無邪気に喜ぶ女忍者から、静香と茜はちょっと後ろめたい気持ちで視線をそらした。
*
結局、茜と静香は、打ち首にならなかった代わりに、無罪放免にもならなかった。つまり、城主付きのくノ一として、城で雇われることになったのである。
そしてその最初の任務は、新しい女忍者をもう一人、カラクリ城へ連れて来ること。
*
これから自分に待ち受ける運命を知らないその女忍者は、上機嫌で茜に話しかけた。
「いや〜、しかし、世の中にはそんな夢みたいな話ってあるのね〜。ウソみたい。人生観、変わっちゃいそうだねっ」
「えーと。・・・・・・・確かに、人生観、変わるかも」
茜は複雑な表情でうなづいた。静香も、同じような表情で同意する。
「あれは、病み付きになるかも・・・」
「・・・・・・・? ふーん。そんなに儲かるんだ?」
女忍者は、妙な雰囲気に首を傾げる。
「「ま、何はともあれ」」
茜と静香は小さく微笑み、歌うように、声を揃えて口を開いた。
「「カラクリ城へ、いらっしゃい♪」」
「カラクリ城へいらっしゃい」とりあえず・完